2020/11/17 13:02
将来を描くために
【久しぶりの活動報告・大学受験の文章指導】
今年は有村の体調不良で月1回のフェローズ様主催の講座以外ほとんど活動ができない状況が続いていましたが、1つだけお受けしたお仕事がありました。
就職活動で添削をした大学院生の女の子の弟さんの大学受験。推薦入試のお手伝いです。お姉さまからの紹介でしたから、できる範囲で、とご依頼を受けました。
初回はなんと、鹿児島から福岡に。自分の内面を書く文章だからこそ、直接会って指導をさせていただきたい、とお伝えしたら、本人も納得して来てくれました。
保健体育の先生を目指す彼。今の体育教育の問題点は。どんな教師になりたいか。自分の長所は。
その後もリモートで二度の添削。どんどん彼の持つ問題意識やこれまでの成長の過程が文章になっていきました。
現在は無事、提出書類を書き終わり、12月の入試に向け小論文の指導中です。
ちなみに昨年も、九州大学を目指した高校生の志望理由書や自己推薦書の添削を担当しましたが、私が文章自体書き変えることは一切ありません。
今の文章がなぜ伝わらないかを伝え、どんな視点で見るとより深いものになるかヒントを伝えるだけ。
そこから先は生徒さんが自分で考えて何度も書き直します。
これは就職活動のエントリーシートでも同じ。
正解のない文章の世界で、自分で考えたことを、自分の言葉できちんと伝えることはとても大切。
文章の苦手な生徒さんも、何度も書き直していくうちに、上手下手を超えて、自分の考えをきちんと言葉にできるようになります。
いつか彼が先生になったときに読み返して初心に帰る。そのための文章になれば。そう思って指導しています。